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【マジックの見破り方】
タネを教えるわけではありません!!!安心を。
あと、私は素人です。マジックをするのは苦手ですf^^;
※はじめに
欧米では、観客はマジックを素直に楽しむといういい習慣がある。
それに対して日本は、マジックの演技が終わった後(特にテーブルマジックで)なぜか「わからない」と言う。
そりゃそうよね。マジシャンはタネやしかけを観客にわからないようにやるのだから。
この「わからない」という感想はあまりにも幼すぎるわよね。
真剣に見破ろうとして出た感想ならまだしも、見破ろうともしないくせに「わからない」はマジシャンに失礼である。
正しい最初の感想はもちろん「素晴らしい」である。
ではなぜこのページは「見破り方」などと言っているのか。
それは、見破ろうとするのももう一つの楽しみ方だし、脳トレになるし、そもそも素人に見破られているのはマジシャン失格であるからである。
そういう考えが嫌な人はほかのコーナーに行ってくださいね。[良問集]とかオススメよ。
あと、あまりにも簡単なマジックならタネを書いてしまうこともあります。
【目的】ズバリ脳のトレーニング
上で書いたとおり。
【目標】3割見破る
このくらいでしょうね。相手もプロだし。マジックで食べているんだし。
また「マジシャン」は「プロ、またはそれに相当する実力のあるマジシャン」のみを指すことにします。
忘年会で上司がやったマジックを見破っても仕方ない!!!
【対象】イリュージョン以外:主にテーブルマジック
イリュージョンとは、トラが美女に変わったり、体を真っ二つにしたり、浮かせたりするアレです。
それらは99%以上「道具」にしかけがあるので見破る面白さがほとんどないです。
それに対してテーブルマジックは観客に一番近いぶん、自信のあるマジシャンしかやらないので見破りがいがあるのよ。
あと、科学マジックや数学(数字)マジックも今回は対象外にさせてもらいます…。
【定義】「しかけやタネがわかる可能性がある動きが確認できて、推理するのに十分な材料が得られて、それらをもとにある程度の論理的な推理ができたら「見破れた」と定める。
これは大切ね。この定義はまわりくどいうえに甘い。でも「完全」に見破れたのを「見破れた」と定めると何もできなくなるから。
たとえば、あの「耳がでっかくなっちゃうマジック」は見破れないことになるね。
当然「手の中に隠しているんでしょ?」なんて言われそうですが、完璧に見破るのは、それをどのように大きくするのかまで言わなければならない。それは無理である。
しかも、そこまで見破ろうとするのは意味がない。だから上のような定義にしているのでOK!
【確認】見破れたからってそのマジックができるわけではない
当然「見破る」と「実演する」は大違い。だから見破れたからといって、マジシャンをバカにしないこと。
そのへんは勘違いなさらないで!
【定義】タネやしかけを事前に教えられても「見破れない」演技をするマジシャンを「上手なマジシャン」と定める。
こういうマジシャンが増えれば日本のマジック界もまだまだ楽しくなる。
みんなが真剣に見破ろうとして、それによってマスマス日本のマジシャンのレベルが上がってくれたらなとも思う今日このごろ。
【ルール】演技中こちらからマジシャンに話しかけてはいけない。
【ルール】演技中マジシャンに話しかけられたらきちんと応じなければならない。
【ルール】もし複数人で見ているならば「わかった!!」などと言ってはいけない。
【ルール】演技前、演技中、演技後のいつでも、こちらからマジシャンに道具を触らせてと頼んではいけない。
どれも当然です。
マリックさんのマジック見破りバトル(たぶんT*Sの番組)で「見破れたら100万円」みたいな番組での細*和子の態度は最悪でした。
あれで当てたといえるのかしら?
さて、いよいよ本編に入ります。
【大前提1】すべてを疑う。
【大前提2】固定観念をはらう(ように努力する)。
具体的に説明しにくいんですが、たとえば、ハンカチの上から「触ってください、まだありますね」と言われたら、すでに別のものにすり替わっているのではないかとかそういうこと。
【方法1】手を見る。
ひたすらずっと手だけを見ていればいいのである。マジックはすべて手でやるのだから。
(以前、一度だけ、足(くつ)を使うマジックを見たときはびっくりしました。あくまでも目標は3割なので例外的マジックは素直に驚くことにしてますけど…)
ただし、ずっと手を見ているとマジックそのものがわからなくなることがあるので危険。
この【方法1】は最も基本で最も難しい技ですね。
【方法2】速いところ、隠すところはすべて疑う。
これは【大前提1】(=すべてを疑う)をより具体的にしたもの。
当たり前?
いや、速いところや隠すところはよく"怪しい"というけどそんな程度ではなく"答え"なのである。
【方法3】「確かめてください」はタネなし。ただし「確かめてください」のなかったものはすべて疑う。
【方法】という見出しが日本語的におかしいんですが言葉が思いつかなかったもので…。
「確かめてください」と言われて一生懸命確かめるのは無意味。
でもあからさまに「どうせタネないんでしょ、これには」なんて言ったら、マジシャンに「こいつできる」と思われて本気のマジック見せられてまったく見破れなくなったり……一応確認するふりはしましょう。
また、たまに、タネが巧妙で"渡してもばれない"種類のものもあるんですが、あくまでも目標は3割なので例外的マジックは素直に驚いていいんです。
それよりも非常に重要なことを次で↓
【原則1】マジシャンの行動はすべて意味がある。
これは、なにかのテレビ番組で言っていたもの。非常に重要な考え方ね。
たとえば「確かめてください」という行動の意味は何か。
"観客に確かめさせること"もそうですが、"その間(観客がそれを確かめている間)に次の手順の準備をすること"などが容易に考えられる。すると【方法1】(=手を見る)ともつながる。
ここでの"意味"とは"もうひとつの意味"ということ。
【方法4】ダブルウォッチングする。
名前がダサい…(恥)
でも、シーやルックでは意味が合わないし…。
とりあえず以下「D.W.」と書くね。
どういうものかというと「マジックの流れ・表面上の意図」と「マジシャンの裏の意図・理由」の二つを同時に見るのである。
具体的には…
行動
流れ・表面
裏の意図・理由
一度失敗する
演出の一部
一度失敗しなければ仕掛け上、進めないマジックだから
後ろをむく
観客がカードを選んでいるから、など
次のマジックのタネの準備
やたら話す
演出、次の工程の説明
手から注意をそらさせる
今は3つしか書けませんでしたが、ふと思い出したら更新します。
このように行動の種類を覚えておくことも大事なの。
暗記は固定観念につながるんですが、暗記せずして豊かな発想は生まれないって感じのことを「受験の何とか」ってドラマで天才現役中学生家庭教師役の方がおっしゃっていたんですが、数学の問題を解くときも、マジックを見破るときもぴったりあてはまるわね。
【知識1】マジックは複数のマジックの組み合わせでできている。
たとえば、最も説明が簡単なのは、"移動"マジックである。これは"消失"と"出現"の2つのマジックからできているっこと。
さっきから何回か出てきている「次のマジック」という言葉はそういうことである。
さらに、"2つの輪ゴムをこすってたら入った"マジック(言葉じゃ説明しにくいんですが、有名なアレ)は、人に見せるには少なくとも、"通す"と"外れる"の2つくらい欲しい。
あとは、"観客の引いたカードを当てる"マジック(マジックの王道)においては、あまりにも種類があって説明しにくいが、"そのカードをナイフで刺して当てる"マジックを例に挙げる(知らない人ごめんなさいmm)。
簡単な流れは、観客に1枚カードを引いてもらい、それをカードの束に戻してよく切る。次にカードの束を整えて、右手(利き手)にナイフを持ち、左手(反対の手)で束を投げて空中でその一枚だけを刺す。というものである。
これは、少なくとも、"引いたカードを当てる"と"トランプの切り方"と"ナイフ"の2つのマジック+1つのテクニックで構成されている。
ここでの、"引いたカードを当てる"はおそらく裏面だけわかっている状態。それだけでも、ナイフを使わずに「実はあなたの体温が移っているので暖かいカードを探します」とか言って当てることはできる。観客もそれなりに賢ければ「あなたもトランプを切ったのだから体温で当てるのは無理なはず」となり、マジックは成功である。つまり"ナイフ"は演出にすぎないのである。
【知識2】現代、新しいマジックというものはなかなかない。小さいマジックの組み合わせで一つの大きなマジックを作っていることがほとんど
そうしてマジックは進化しているのである。端的に言うならアレンジである。
説明しやすい、いいマジックを思いついたら更新します。
というか、上手なマジックの動画を見つけてきてそれを貼り付けて私が説明したらきっとわかりやすいんですけど、いい動画がなかなかありませんね…(泣)
頑張るね!
ばいきゅ〜