数学良問集もくじ§23 お月見の季節>答え


ひとめでわかるように、答えのページは背景が白いのよ。


   セクション23「お月見の季節」の答え  



Q23-01 よく見ると長さを求める問題だけだ(上智大)
【コメント】
♪だんごn兄弟、ちゃんちゃん
(♪本当は4兄弟・・・という歌もあるそうです。タイトルは忘れましたが…)

【雑解】

(1)一番長い対角線が直径なので、一辺=2/√3……(答)
(入試問題ですから有理化すべきですかね(笑))

(2)(球面の半径)−(一辺の半分)=(求める球の直径)である。∴(3−√3)/6……(答)

(3)解き方ド忘れ…(涙)
答えは1/6です…。

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Q23-02 こういう問題ばっかりだったら教科書だっておもしろくなるのに(数Vの教科書(高三理系向け、内容は主に微積分)のコラムより)
【コメント】
まあ、この問題の結果を知っても、私のような凡人の実生活に何の変化もありませんが「対蹠点」という言葉は、要、チェキラ!

【解答】
(教科書にあった妖艶な解答をお楽しみください。もちろん私の言葉に直してますけど…)

地点θの温度をf(θ)とする。(0≦θ≦2π)
もちろんf(0)=f(2π)である。

f(α)=f(α+π)をみたすαが区間 0≦α≦π に少なくともひとつ存在することを示せばよい。
ここで、F(θ)=f(θ)−f(θ+π)とおくと、F(α)=0みたすαが区間 0≦α≦π に少なくともひとつ存在することを示すことと同値。
F(0)=f(0)−f(π)
F(π)=f(π)−f(2π)=f(π)−f(0)より、
F(0)=F(π)のとき、α=0で終わり。
そうでないとき、F(0)とF(π)は異符号である。
よって、中間値の定理より、区間 0≦α≦π に、F(α)=0をみたすαが少なくともひとつ存在する。

証明終

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Q23-03 シータを助けたいんだ!(京大など)
【コメント】
やっぱり、ジ*リ作品の魅力はプロの声優で固めないことでしょう!

でも「宅急便」は例外かも(笑)

【雑解】
求める曲線の長さをLとおく。
x=θcosθ, y=θsinθとおくと、
dx/dθ=cosθ−θsinθ
dy/dθ=sinθ−θcosθ
L=∫[0→π]√((dx/dθ)2+(dy/dθ)2)dθに代入して、整理すると、
L=∫[0→π]√(1+θ2)dθ
ここで、たとえば、√(1+θ2)=t−θとおく置換積分で、
L=[log(√(1+θ2)+1)]π0
 =log(√(1+π2)+1)−log((√2)+1)……(答)

なんとなく計算ミスをしているような気が致します…(汗)

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Q23-04 合体!(埼玉県高校入試参考)
【コメント】
まあ、合体したら何パソかわからなくなってしまいますけどね…(笑)

「右のスペースに広々と書こう!」とありましたが、PCの画面にコンパスの針を刺したりせず、印刷するかノートなどに書き写してください。

【雑解】
(今回も、やり方だけです。すみません…)

小さい正方形の一辺と大きい正方形の一辺をその二辺に持つ、その間の角が90°である直角三角形をかく。
もちろん、その斜辺が求める正方形の一辺ですね。あとは略です。

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Q23-05 21世紀の問題(千葉大参考)
【コメント】
いやあ、いい問題です!
今では解けます(大笑)

【解答】
(1)n2−1=(n−1)(n+1)
   n=2k+1とおくと、
   (与式)=4k(k+1)
   kとk+1の偶奇は異なるので、どちらかが偶数。よって、与式は8の倍数である。

(2)n5−n=(n−1)n(n+1)(n2+1)
   n−1, n, n+1は連続する3つの自然数なので、必ず3の倍数が含まれる。よって、与式は3の倍数である。

(3)すべての1けたの自然数で割り切れる⇔9でも8でも7でも5でも割り切れる。
   (1)と(2)と21=3×7であることより、あとはn5−nが5の倍数であることだけを示せばよい。
   n−2が5の倍数のとき、すなわち、n=5m+2のとき、n2+1が5の倍数より、n5−nも5の倍数。
   n−1, n, n+1のいずれかが5の倍数なら明らかにn5−nは5の倍数。
   n+2が5の倍数のとき、すなわち、n=5m−2のとき、n2+1が5の倍数より、n5−nも5の倍数。
   よって、すべての自然数nでn5−nが5の倍数であるといえた。
   以上より、21(n5−n)はnが奇数のとき、1けたのすべての自然数で割り切れる。

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Q23-06 倍数の研究(手作り)
【コメント】
nonsenseも名曲です♪
♪先週覚えた方程式なんて あすには忘れてる
 使えないもの懸命に詰め込んだ dead a few weekdays

なんて、初めは「はぁ〜(怒)」って気分でしたが、今ではすっかり好きな曲に…(笑)
このサイトのサブタイトルはここから拝借致しました…
あと、細かいことですが「先週覚えた」ってことは覚えているのになんで「あす」には忘れちゃうのかな?
「昨日覚えた方程式なんて来週には忘れてる」の方が脳科学っぽくない?

【解答?】
ある数からpの倍数を引いても、その「ある数」がpの倍数かどうかに変化ありません。これが大切。

(1)(2)
たとえば、1001が7の倍数ということは、abcabcという6けたの数は7の倍数です。
abcdefが7の倍数かどうかを調べるには、abcabcを引いて、defabcをみればいい。
そんな感じで、右から3けたずつ区切り、足し引きを交互に繰り返す。
abcdefghijklmnが7の倍数かどうかの判定は、
abcdefgh.ijklmnを計算し、それが(負でも)7の倍数なら、abcdefghijklmnも7の倍数。
ただし、その3けたの数が7の倍数かどうかの判定方法は、ここでは求めません。
(それを覚えておくくらいなら、私の場合は実際に7で割った方が速い…)

1001が11, 13の倍数でもあるから、7の倍数判定方法と全く同じ方法が使える。

(3)
有名な方法とは、きっと「各けたの数字の和が9の倍数なら、元の数も9の倍数」である。
4けたのとき、
 1000a+100b+10c+dとおいて、
=999a+99b+9c+a+b+c+d
と式変形すれば明らか。nけたのときも、きっと、こんな感じでしょう。(←テキトーですみません)

(4)
おなじく4けたで、
 (1100−100)a+(110−10)b+(11−1)c+d
=11M−(100a+10b+c)+d (Mは整数)
=11M−((110−10)a+(11−1)b+c)+d
=11M+10a+b−c+d

ここで、10a=(11−1)aと変形すれば、判定方法は「各けたの数字を交互に足し引きしてそれが11の倍数なら、元の数も11の倍数」かな、と推測できて、
−c=(10−11)cと変形すれば、判定方法は「2けたずつに区切りその和が11の倍数なら、元の数も11の倍数」かな、と推測できる。
厳密な問題ではないので、このくらいでいいと思います…。
結果はどちらの推測も正しいです。

(5)
37×3=111を利用して、同様に計算すると「下から3けたずつ区切りその和が37の倍数なら、元の数も37の倍数」であることが推測可能。

厳密な証明はしないわ(だって合同式とか面倒くさいし)、マニアックだわ(だって面白いんだもん)で、びみょ〜わ〜るど(?)でしたね…

そういえば、びみょ〜わ〜るどといえば、やっぱり「コジ*ジ」の世界観と「少年アシ*」の世界観ですね。
あと、天てれで「あっけらか*」ってキャラが好きでした。びみょ〜ですね。

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