数学良問集もくじ§27 ホワイトクリスマス>答え


ひとめでわかるように、答えのページは背景が白いのよ。


   セクション27「ホワイトクリスマス」の答え  



Q27-01 真打ち(手作り問題)
【コメント】
私はアイちゃんファン。

【解答】
(最後まで解き抜く力があるかどうかを見るような感じの問題)

ケン、アミ、ヒカリが見つけた解答の、中央の数をそれぞれ、a, b, cとおく。
アイコの見つけた解答は320個の数なので、中央がないため、小さい方から160番目をdとおく。
求める数をSとおくと、
S=5a (ケン)
S=25b (アミ)
S=125c (ヒカリ)
S=160(2d+1) (アイコ)
となる。
これは直接は解けませんが、では、どう使うのか…。
まずは、(ケン)より、Sが5の倍数だとわかります!
同様に、(アミ)より、25の倍数だとわかりますが、(ヒカリ)の条件のみから、125の倍数だとわかります。
(アイコ)からは、S=160×(奇数)だとわかります。
つまり、(ヒカリ)と(アイコ)より(←光哀(笑))、S=4000×(奇数)だとわかる!……1本目の道

次に、アイコの解答は222, 333, 444を含んでいて、ヒカリの解答は777を含んでいることから、不等式で絞り込んだりすればいいのですが、実は、アイコの方の条件は必要ありません!
(問題を載せたあとで気づきました…)
数学の問題としてはあまり好まれる事態ではありませんが、会話の流れ上、このままでもいいですよね?
というか、むしろ、あった方がいい!
「666と888がない」というのも忘れず考えて、125個の中に777が含まれているということは、
最小:667, ……, 791 → 中央は729
最大:763, ……, 887 → 中央は820
つまり、
 729≦c≦820
⇔729×125≦125c≦820×125
⇔91125≦S≦102500……2本目の道

だいぶ絞り込めてきました…。
ここで、1本目の道と2本目の道を合わせると、
S=92000または100000
となります。
これで終わりでしょうか?
もちろん「いいえ」。
アイコが「ちょうどこの4種類の答えしかないことも証明できる」とおっしゃっているので、92000と100000の場合で確認します。
ここからが、3本目の道です。
まず、n+1からn+kまでの自然数の和は、k(2n+k+1)/2
kが奇数ならば、(2n+k+1)は偶数。
kが偶数ならば、(2n+k+1)は奇数。
92000=k(2n+k+1)/2とおくと、2×92000=(奇数)×(偶数)
ここで、
2×92000=25・53・23なので、
2×92000=5×(偶数)
     =25×(偶数)
     =125×(偶数)
     =23×(偶数)
     =115×(偶数)
(奇数)×(偶数)の組合せは、5通りあることがわかり、S=92000は不適。
同様に、100000の場合は、4通りある。
よって、S=100000……(答)

解けましたか…?ニヒヒ。

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Q27-02 先鋒(手作り問題)
【コメント】
あと、「ぴょこぴょこ」も言いにくいだけじゃなくて、入力しにくいです。ローマ字入力です。
ちなみに、携帯で「本物のおもちゃの時計」と打つのも面倒くさいです。
(うまく#を使っておられる方や、ポケベル方式の方には関係ないお話ですが…)

【解答】
Q03-01が思いっきりヒントです。
というわけで、トイレットペーパーの体積は、(10√5)2πh (hは高さ)
また、トイレットペーパーを全部巻き取り出して、縦がπ/100、横がL、高さがhの直方体として考えると、その体積は、πhL/100
2式より、
 500πh=πhL/100
⇔L=50000(mm)……(答)

(つまり、50m)

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Q27-03 次鋒(手作り問題)
【コメント】
でもいつか必ず私たちの所へ戻ってくるよね、怜奈ちゃんは…。
(51107で真ん中の1を"!"として使って語呂合わせしてるだけです…)

【雑解】
(57010だったらなあ〜ってひとりごと!)

51107=73・149より、
(1+7+72+73)(1+149)を展開すると、51107のすべての正の約数がわかる。
しかし、総和を求めるだけなので、展開せずにこのまま計算すると、
 (1+7+72+73)(1+149)
=400×150
=60000……(答)

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Q27-04 中堅(手作り問題)
【コメント】
もう、計算しなくても、流れで答えがわかってきます…

【雑解】
二項定理とか使わない直観的な方法で…。

まず、余りが同じとき、≡で結ぶ。
たとえば、5で割った余りとすると、14≡29≡4である。
(↑つまり、すべて5で割ると余りが4)
負の方にも拡張して、14≡9≡4≡−1≡−6≡−51である。
(↑もちろん、無限にある)

扨、それを使って、今度は、70001で割った余りが同じとき、≡で結ぶというルールで行う。
(700001−1)≡−1より、両辺を69999乗して、
7000069999≡−1
また、−1≡70000なので、答えは、70000

小学生にもわかるように合同式の説明をして導入しましたが、結局「○○乗」できるかどうかを証明せずに使ってしまい、計画倒れかも…
高校生が素直に解くと、(700001−1)69999を二項展開すると、70001M−1(Mは整数)となるので、余りが−1ということは70000と同じなので、答えは、70000

二項展開の方がすっきりしているように見えるのは、Mを用いたからです。
とにかく、「70001で割った余りが−1ということは余り70000と同じ」がわかるかどうかということです。

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Q27-05 副将
【コメント】
思案中ですが、募集中でもあります(笑)

【解答】
まだよ。

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Q27-06 大将
【コメント】
思案中ですが、募集中でもあるでござりまする。

【解答】
まだだ。

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